⑨体脂肪率12%への壁
ボディメイク開始から3ヶ月ほどが過ぎ、体重71キロ、体脂肪率14%台に入ってから、なかなか難しい時期を過ごすこととなった。
体重の目標は既にクリアしていて、最低体重は70.1キロ、体脂肪率は13%台が定着しつつあった。しかし目標はあくまでも体重70.5キロの体脂肪率12%。重要なのは体脂肪率を減らすことで、なんなら一度は10%にしたいくらいだと思っていた。
※家庭の体組成計は参考程度にしかならない。
目標達成時点での体脂肪率12%での体脂肪の重さは計算上8.46キロなのに対し、この当時の計測ではまだ9.64キロあることになっていた。到達するためには体脂肪を1.2キロ減らしながら同量の筋肉をつける必要があるというわけだ。
これは果たして実現可能なのか??
この状況では単に摂取カロリーを減らすことがもはやできない。筋肉が足りていないからだ。
実はボディメイク開始当初から若干の不安を抱えていた。今となっては誤った不安だ。当初、体脂肪だけを7キロほど落としたかったわけだが、体脂肪が7キロ減っても目標体重には届かない計算だった。しかしそれだけ体脂肪が落ちれば、筋肉が多少減ったとしてもまぁいいだろうと考えていたのだ。基本、筋肉は減らない前提でいたのだ。
現実はまったくの逆で筋肉が想像より多く落ちていた。開始から3ヶ月時点で、開始当初から減った体脂肪は6.3kgという計算になるが、体重は9.5キロ減っているので、3.2キロは筋肉と水分が落ちている計算になる。「あれ?筋肉、そこまで落ちるの?」という感覚だ。しかし少し調べてみると、どんなに頑張っても、減った体重のうち脂肪分は6割程度で残りは筋肉と水分とのこと。これは知らなかった。筋トレをしてなかったらどんなことになっていたのやらだ。
ボディービルダーは5~10キロ程度の体重の増減をしながら、筋肉量の増加と体脂肪の減少を実現して大会に臨むようだが、そういうやり方は自分には当てはまらない。非効率かもしれないが1キロ程度の増減を繰り返すことでゆっくり目標に向かい、維持する方向でいこうかと考えた。栄養分の消化吸収サイクルを考えるとこれでも結果がでると思われたからだ。
効率的に結果を出すには筋トレの日は酒をやめ、十分なカロリー(できれば3000kcal)と多量のタンパク質を摂り、翌日のジョギングも中止した。ジョギングはカロリーを消費し過ぎてしまうため筋肉に栄養が回らなくなってしまうからだ。筋トレは週2なので休肝日も週2ということになる。
しばらくの試行錯誤を続けた。
つづく ボディメイク⑩ 目標達成
ボディメイク⑨ 体脂肪率12%への壁
ボディメイク⑧ 人間ドックへ
ボディメイク⑦ 筋トレ2
ボディメイク⑥ 筋トレ1
ボディメイク⑤ ジョギング
ボディメイク④ 以前の食生活
ボディメイク③ 日々の食事
ボディメイク② 食事制限
ボディメイク① はじまり
コメント
コメントを投稿